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悲しいときに聞く曲を「音楽」で見せてください。
ナイロン100℃の「薔薇と大砲~フリドニア日記#2」というお芝居に、たまの「いなくていい人」(すごいタイトルだな)の曲が何曲か使われています。というか、たまのメンバーも実際出演しており、彼らが歌ったのですが。
お芝居の中盤、犬役の三宅弘城さんの「僕たちの町に、サーカスがやってきた」という台詞の直後に、このアルバムの中の「サーカスの日」という曲が演奏されます。たまの滝本さんが、気だるく暗く歌うこの曲がとても好きです。悲しくなったらこの曲を聴いて、一層悲しくなります。追い込むんです。
この曲の中では「二人で」と言っている。「僕ら」とも言っている。でも、決して二人であることに充足していない。むしろ、「僕ら」は永遠に孤独なんだ。
「暑くないの?寒くないの?悲しくならないの?」
ふたりでいるのに、こんな単純なことも聞かなきゃわからない。なんにも共有できていない。そしてその返答は(あったのかもしれないけれど)、本質的にはとどかない。
「あなたのむこう、背中のむこうのこの世の果てみたいな色をしている風景は何?」